文字彫り見本に使うサンプルプレートを製作していきます
少しずつアップしていきます
今回はミルグレイン(ミル打ち)です
赤タガネをミル打ち仕様に改造しており、
0.2mm位の玉ができるようにしてあります
リングの側面やダイアモンドを
覆輪留めした端へ打つ事が多いです
ミルグレインを施すとキリッと締まりつつ、
どこか柔らかく上品な表情を添える事ができると思います
ミルグレインの手法も2通りあります。
古代エトルリア人が開発したミルグレインと、
20世紀初頭アールデコ期に生まれたミルグレインです。
古代エトルリア人が開発した方は粒金と呼ばれ、
主役となる極小の芥子粒を作って
それを溶接しております。
幾何学的な配置により非常に見応えのある手法です
一方、ミルタガネによるミルグレインは、
補助的な役割を果たす事が多いです。
覆輪留めしたダイアモンドの縁や、
リングやペンダントの縁、
アールデコ期のジュエリーには
そこかしこに装飾してあります。
手間や技術力が必要な分、
高貴な作品に見られる事が多いです
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